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2005年11月25日 (金)

自己嫌悪

会社主催の食事会が終わり帰りの電車の中での出来事。

始発駅から並んで先頭車両に乗車し席に座って出発時刻(21:08)を待っていました。車内の状況は、座席はすべて埋まっており立ち客もまばら状態です。

出発間際に足の悪い杖をついた、凡そ45歳前後の身障者が乗り込んできました。急いでいたせいか息をきらして運転席との仕切りのドアにもたれかかっていました。

その状況は私も見ていましたが、私の向かい側の座席に座っていた50代半ばの紳士が身障者のそばまで行き
「どうぞ、座ってください」
「ああ、だいじょうぶです。どうもありがとうございます」
紳士は仕方なく譲ろうとした自分の席へ戻りました。

そして電車のドアが閉まり電車は出発しました。これは急行電車で私は4つめの駅で降りるのですが、一つ目の駅で20代後半の女性が乗ってきて、その身障者を見つけるとすぐそばまで近づき
「大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です。すみません、ありがとうございます」
そのとき身障者は立っているのが辛かったのか床に尻をついて脚を投げ出していたのです。私は友人としゃべっていたので気づかなかった・・・

三つ目の駅に着く直前、かの紳士が再び身障者のそばまで行き
「どうか座ってください。私は心配で気になり座っていられません」
「ありがとうございます」
といってその身障者が好意を受け入れ譲られた座席へ杖をつきながら3メートルくらいでしたが一歩一歩踏みしめるように進みます。ところがそのやり取りをしている隙に紳士が譲ろうとした席に事情をしらない若者が座ってしまったのです。

身障者が席に近寄ったときは20センチのすきましかありません。紳士はロングシートの客に詰めてもらうお願いをして身障者が座れる幅を確保したのでした。横の若い女性は携帯でメールを打つのに余念がありませんでした。

ところが、3つ目の駅を出発して1~2分後、身障者は席をたち3メートル離れたとドアにもたれて新聞を読む席をお譲ってくれた紳士のところまで歩み、
「やっぱりいいです。自分よりご年配の方に席を譲ってもらうなんてできません」
「いや気にしないで座ってなさい」
「ありがとうございます」
と一礼をして席に戻りました。

まもなく私が降りる4つめの駅に電車は到着し私は降りたのですが、状況をすべて見てしっていた私が何の行動もとれなかったことに対し、電車に乗っている間も降りてからも自己嫌悪状態だったのです。勇気のない私を。

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